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受験では食べ物が重要なキーワード

次男は高校三年生頃、成績が上がり始め、東大ももしやという状況でしたが、東大の試験で「数学で簡単な問題を一題失敗した」と、次男ならさもありなんということで結局不合格でした。この背景には「いなり寿司事件」というのがあって、次男が開成合格の時にハンバーガーを食べて合格したことを、すっかり忘れていて、それを後日思い知ることになりました。ことの次第は、異常にいなり寿司が好きな我が家の母親が、入試当日、次男の懇願や私のアドバイスを全く無視して、弁当にいなり寿司を持たせたところからはじまります。お稲荷さんを信仰しているというか、実は狐の化身かと思われる我が家の母親の作るいなり寿司というのは、今ひとつ次男にとっては味つけに不満があったらしく、受験当日は関西風の味つけにしてくれと切に懇願したらしいのです。それが昼に弁当を広げてみると、いつもと全く変わらないいなり寿司が弁当箱に並んでいます。食べてみて、次男の心に怒りがわいてきました。午後は何となく気持ちがしっくりしなかったのかどうかはわかりませんが、受験では食べ物が重要なキーワードである次男に対しては、大いなるダメージだったと思えて仕方ありませんでした。