街を歩いていて、いつも気になってしまうのが、流行やブランドもので全身を包んだファッション。きついことを言ってしまえば、これはまったく個性のないスタイルです。上手に着こなしていれば、とても素敵なのだけれど、そんな賢い女性はほんのごくわずかです。たとえば、ゴールドやシルバーが流行っていたとしたら、靴(スニーカー)もバッグもベルトもすべてゴールド。これでは、あまりにもくどすぎて品がなくなってしまいます。流行はあくまでもさりげなく取り入れるべきもの。ゴールドだったら、靴だけ、あるいはベルトだけに取り入れてみるぐらいがちょうどいい。さりげなく取り入れることで、品よくオシャレにまとまります。ブランドものであってもそう。シャネルの大きなマークが入ったバッグにサングラス、アクセサリー、靴……と、これでもかとばかりにシャネルばかりでコーディネートしている人は、決してオシャレには見えない。私はむしろ、いっけんシャネルだとわからないような上質のニットをさりげなく着ている人のほうが、ものすごくオシャレな大人の女性という感じがして好感が持てます。何ごとも、やりすぎは逆効果なのです。さらに、ブランドものに関してもう少し言えば、たとえば、若い女性がエルメスのバーキンを持って歩いていたりするのは、なんだかチグハグな感じがしてがっかりしてしまいます。バーキンは、それなりに年齢を重ねたキャリアのある女性が持ってこそ、カッコいいバッグ。
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